今回は「~まで」という意味で使われる接続詞「until」の使い方を覚えます。
文法の説明で、よく「 時の副詞節を導く・・・」とか書かれていますが、混乱するので
ここでは
~になるまで、~をするまで、のように「~まで」という意味の接続詞だということと、実際の例文でどう使われているかだけ覚えてください。
ちなみに“ until ”と“ till ”は、同じ意味で、同じように使われるのでどちらを使っても良いと言う事と、“ until ”は前置詞としても使われれるということも確認しておいてください。
詳しくはバックナンバーで ⇒ 「~まで」時間を示す前置詞「until(till)」
違いがあるとすれば、“ till ”のほうが若干口語的であることと、文頭に使う場合は“ until ”の方が多いという程度です。
また、接続詞の種類は、“ 従属接続詞 ”になります。
今回は、どちらかというと多く使われれているであろう“ until ”として話を進めます。
“ until ”は、ある一定の時間を「継続」して「~をするまで~しましょう」、「~なるまで~してください」のようなフレーズの接続詞として良く出てきます。
例文をみてみます。
例文[1] You must wait here until I get(comeでも可) back.
私が戻るまで、あなたはここで待たなければならない。
You must wait here(あなたはここで待たなければならない) と I get back(私が戻る) の2文を「until」で接続しています。
接続詞をある程度勉強した人なら、この形は分かりますね。
2つの文章を接続していて、「私が戻るまで」のように、「until」以下の文のほうに“ まで ”がつきます。
簡単ですね。
主節・・・You must wait here あなたはここで待たなければならない
従属節・・・until I get(come)back. 私がが戻るまで
ここで気をつけたいことが1つだけあります。
例文[1]を良く見ると・・・・・
You must wait here(あなたはここで待たなければならない)は、継続を表す時間の英文
until I get back(私が戻るまで)は、まだ戻ってきていないので、「未来」のことを言っています。
なのに「現在形」です。
未来系なら“ will ”がついて
until I will get(come) back
になってもいいようなものですが・・・・実は“ until ”が既に、「未来への継続」を表しているので、“ until ”以下の文は現在形でいいんです。
ここが英語の時制のややこしいところなのですが、“ will ”をつけてしまうと、“ until ”と“ will ”が「かぶってしまう」というようなイメージです。
ただしこの時制の話は“ until ”以下の従属節限定です。
You must wait here(“ until ”より前の文)は別物です!!
混乱するようなら、“ until ”以下の文は現在形・・・・“ until ”以下の文は現在形・・・と100回唱えて、「これはルールなんだ」と覚えてしまってください。
文法的に言うと・・・
時や条件を表す副詞節の動詞は未来のことでも、“ will ”を使わずに現在形にする。
と言うルールがあります。
“ before ”や“ after ”と同じです。
“ until ”より前の文は、“ until ”が影響を及ぼさないので、未来のことなら未来系にしないといけません。
例えば
I will stay inside until it stops raining. (雨が止むまで 、中にいます。)
I’ll wait until you return. (あなたが戻るまで 、私は待っています。)
この時制さえ理解してしまえば簡単です。
Go straight until you see a Post office. 郵便局が見えるまでまっすぐ行ってください。
Don’t open this letter until I leave here. 私がここを去るまでこの手紙をあけないで。
Could you keep my baggage until I come back in the evening ? 夕方に戻ってくるまで、荷物を預かっていただけませんか?