「再帰動詞」とは「myself」, 「yourself」といった「再帰代名詞」を伴う動詞のことを言います。
再帰代名詞を伴う・・・なんて難しいと思いますので英文の構文と例文を見ながら考えてみましょう。
と、その前に「myself」, 「yourself」などの「再帰代名詞」とは?
から整理しておきます。
再帰代名詞は、「~自身」を意味する語のことです。
myself・・・私自身 複数になると ourselves・・・私たち自身
yourself・・・あなた自身 複数になると yourselves・・・あなたたち自身
himself・・・彼自身 複数になると themselves・・・彼ら自身
herself・・・彼女自身 複数になると themselves・・・彼女ら自身
itself・・・それ自身
複数だとあまり馴染みが無いと思いますが、「myself・・・私自身 , yourself・・・あなた自身」などはすでに知っていることと思います。
ちなみに
自分自身でガソリンを入れたり、飲食店で自分で運んだり片付けたりするサービスで 「セルフサービス」というのがありますが、私は勝手に和製英語かと思っていたら、英語でも「self-service」らしいです。
少し脱線してしまいましが、気を取り直して「再帰動詞」に戻ります。
「再帰動詞」は上記に示したような「myself」, 「yourself」といった「再帰代名詞」を伴う動詞ということなのですが、
英文の構文で考えると
主語+動詞+目的語
で、主語と目的語が同じになる場合の動詞です。
例文でみると
I hurt myself.
主語の「I」と目的語の「myself」はどちらも同じ「私」です。
つまり、その動作の対象が同一人物になる訳です。
私が私自身で・・・~をした。
になります。
今回の例文の場合は、「I hurt myself.」なので、
I hurt myself. 私は自分自身で傷をつけた。
になり「hurt」が「再帰動詞」になります。
もう1つ
洗う・・・wash という「再帰動詞」で考えてみます。
I wash myself. 自分で自分を洗う
主語と目的語が同一人物なので「wash」が「再帰動詞」ということになります。
じゃあ、主語と目的語が同一人物じゃない場合は??
と言うと当然「wash」は「再帰動詞」では無いということになります。
例えば
I wash car. 私は私の自動車を洗う。
これは主語と目的語が同じではないですよね!!
私と自動車は同一ではありません。
ですので、この場合の「wash」は「再帰動詞」とはいえません。
この理屈を覚えたからなんなんだ???
と思わずに覚えてみてください。
そのうち英会話のレベルが上がってくれば必ず役に立つ時がきます。
怪我をするだったら、自分で傷つけるのではなく
Hiro hurt himself snowboarding. ヒロはスノーボードで怪我をした。
とかそんなフレーズで使えそうです。
誰かに言われる場合は
Please introduce yourself. 自己紹介をして下さい。
とかですね。
Hiro taught herself how to programming . ヒロは、自分でプログラミングの方法を学んだ。
We enjoyed ourselves in Hawaii. 私たちは、ハワイを楽しんだ。