「make up」はいろいろな意味で使える句動詞です。
「句動詞」はいろいろな意味で使えるものが多いのですが、その中でも「make up」は多いほうだと思います。
全ての意味において覚えようとしても、頭に入らないので良く使われる表現に絞って覚えます。
「make up」と言ってすぐに思い浮かぶのが「化粧をする」という意味ではないでしょうか?
化粧のことを略して「メイク」というぐらい、日本語化していますが、それ以外にも様々な意味で使えることを覚えてください。
例えば
Did Hiro and Kimi make up yet?
この英文の「make up」を「化粧をする」と考えてしまうと
ヒロとキミはもう化粧をした?
になってしまいます。
どちらも女性ならありえる質問ですが、この場合は「仲直り」になります。
今回の記事では「make up」が
仲直りする(関係を修復する)
埋め合わせをする
整理、整頓をする
決定する、決心する
この4つの意味で使えることを覚えます。
Did Hiro and Kimi make up yet? ヒロとキミはもう仲直りした?
これは先ほどの例文です。
仲直りという意味で使われますが、「関係を修復する」と考えると覚えやすいと思います。
I’ll make it up to you, I promise. この埋め合わせはするから、約束する。
「make up」は「埋め合わせをする」という意味でも使えるのでこのような表現が可能です。
約束を破ってしまったとき用に覚えておくと便利ですね!!
ちなみに「make it up」は句動詞の真ん中に「it」がありますが、目的語が「it」のような代名詞の場合は、動詞と副詞(前置詞)の間におくというルールがあります。
代名詞でなければ動詞と副詞(前置詞)の後ろでもOK!!
また「レッスンを受け直す,追試験を受ける」も「埋め合わせをする」と考えて
Can I make up the lesson next week? 今日のレッスンの分は、来週、埋め合わせをしてもらってもいいですか?
という感じでも使えます。
The maid hasn’t made up the room yet. メイドは、まだ部屋を整えていません。
これはホテルのベッドメイキングなどで良く使われるので、覚えやすいでしょう。
「整える、整頓する」という意味で使えます。
最後に、
Has Kimi made up her mind? キミは、もうどうするか決めた(決心した)?
「決める、決心する」です。
決心というと、「decide」が思い浮かびますが、句動詞として使うなら「made up」なんですね!!
他にもたくさんの意味で使えますが今回はここまで覚えましょう。