今回は過去完了形について勉強します。
過去完了形は
主語 + had + 過去分詞
からできていて、現在完了形の過去形と考えてください。
現在完了形は
主語 + have(has)+過去分詞
という形で作られ、過去のある時点から、現在まで継続していることを話す時に、使われる表現だったので、
~し続けている(継続) ~したことがある(経験)~したところだ(完了)という表現で使われました。
現在完了形については以前の記事を参考にしてみてください。
バックナンバー ⇒ 現在完了形
対して、過去完了は、「have(has)」が過去形の「had」になり、ある過去の時点における現在完了ということになるので。
過去のある時点からある過去の時点までの「継続」「経験」や過去のある時点からある過去の時点での「完了」を話す時に使います。
ですので、過去完了は “before” “after” “when” などその時点が「過去」を表すワードが使われていることが多いですね。
では実際に例文を交えて勉強してみます。
He had already left here when I arrived at the meeting place. 私が待ちあわせ場所についたとき、彼は既にここを立ち去っていた。
過去「完了」を表す英文です。
ちょっと悲しい例文になってしまいましたが、
過去のある時点に待ち合わせ場所についた
その過去のある時点で、すでに待ちきれなかった彼がどこかに去ってしまっていた。
という
誰かがそこに到着したときには既に完了していた英文です。
似たような使い方で
I had just finished dinner when my mother came home. 私の母が帰宅したときちょうど私は夕食を食べ終わったところでした。
こんな使い方も出来ます。
一般的にはお父さんが仕事から帰ってきたところ、家族は夕食を食べ終わっていた例文が多いですね。
次に過去の「経験」を表す例文です。
I had never been to Hawaii until five years ago. 私は5年前までハワイにいったことがなかった。
5年間に初めてハワイに行ったという経験ですが、過去完了を使うとこんな感じになります。
I had never talked with hiro before that time. 私はそれまでヒロと話したことがなかった。
これも経験を表す過去完了です。
最後に「継続」です。
kimi had lived in Tokyo for two years. キミは2年間東京に住んでいた。
過去のある時点からある過去の時点まで2年間東京に住んでいたという継続です。
Hiro had been sick in bed for a week. ヒロは1週間風邪で寝込んでいました。
これも過去の継続です。
とまあ、こんな感じですが、現在完了を理解していれば、過去完了は簡単に理解できると思います。
分かりにくいって人は現在完了をもう一度勉強してみてください。