今回は引用文が未来形の場合の間接話法について勉強します。
現在形の引用文のときには、直接話法が間接話法になると「that節」の動詞が「過去形」になり、人称代名詞も話し手の立場(話す人目線)に変え、場所や時間などの副詞も話しての目線に変えることがわかりました。
それと、直接話法と間接話法についても理解できましたね。
バックナンバー ⇒ 間接話法 1 現在形の引用文
つまり、面倒なのは日本人の苦手な「時制の一致」だけでした。
面倒と言っても従属節が1つ古い時制になるだけでなので難しく考える必要はありません。
落ち着いて考えてみると、聞いたことを、時間が経ってから誰かに報告するわけですから、過去形になっていて当たり前かもしれません。
では、引用文が未来形の場合はどうなのでしょうか?
普通に考えて、従属節の時制が1つ古くなり、人称代名詞と副詞を話し手目線に変えるだけだと思うのですが・・・・
その通りですね。
難しく考える必要はありません。
例えば
直接話法 Hiro said, “I’ll be about 30 minutes late.”
ヒロが30分遅れると言いました。
間接話法 Hiro said (that) he would be about 30 minutes late.
ヒロ30分遅れるって言ってたよ。
となります。
直接話法では従属節(that節)で「will」を使っていましたが、間接話法では 「would」に変わっています。
※主節が過去形になる場合、従属節に助動詞がある場合は助動詞を過去形にします。助動詞の直後は動詞の原型。
人称代名詞も「I」から「he」に変わっていますね。
「that」はあってもなくてもいいですが、口語の場合多くのネイティブは省略します。
では、「be going to 動詞の原型」を使った未来系の場合はどうでしょうか?
直接話法 Jane said, “I’m going to get married.”
ジェーンは結婚する予定だと言いました。
間接話法 Jane said (that) She was going to get married.
ジェーンが結婚する予定だって言ってたよ。
「am」が 「was」になるだけですね。
「ジェーンが結婚する予定だったっていってたよ」とはならないところがややこしいのですが・・・