関係代名詞の簡単な理解のしかた
関係代名詞 = 代名詞
という考えかたは分かっていただけたと思うのですが、ここで基本のルールに関して整理しておかないと混乱する恐れがあるので今回の記事では関係代名詞の基本情報をまとめてみたいと思います。
だた、順番に説明しておくので、この記事では
「こういう名前のものがあるんだ」
とか、
「これだけ種類があるのね」
のようにとりあえずの情報として読んでいただければOKです。
まず最初に
関係代名詞は簡単に言うと
「名詞を説明する語句と説明される名詞をつなぐもの」
一言でまとめるとこんな感じです。
もちろんこれだけで説明がつくほど簡単ではないですが、シンプルに考えればそうなります。
名詞を説明するというのは、文法用語では「名詞を修飾する」と言う言い方をするので、以後は
説明を「修飾」と書き、修飾する名詞は先行詞と呼ばれるので、以後「先行詞」と書きます。
この2つはここで覚えてください。
2つぐらい覚えられるでしょ!!
で、関係代名詞は
「先行詞」と先行詞を修飾する語句をつなげるために使うつなぎの言葉で、「代名詞」の役割も果たすことが出来ます。
ここまで文章で説明してきましたが、意味不明だと思うので、ここで例文を使ってみましょう。
例えば
This is a car.(これは自動車です。)
この自動車が日本製だと説明したい場合
先行詞は
a car.
先行詞を修飾する語句は
was made in Japan.(日本で作られた。)
になります。
この場合日本語だと
「日本で作られた自動車」のように
修飾する語句(日本で作られた)が名詞(自動車)の前にくるのが一般的ですが、英語の場合名詞の後ろに来ることが多いです。
ですので
This is a car was made in Japan.
・・・では無いんですね。
すみません・・・べたな冗談で・・・
位置関係は合っていますが、修飾する語句(was made in Japan.)はこのままでは名詞を修飾することはできないので、先行詞 (car) とこの修飾する語句の間につなぎの言葉が必要になります。
それが「関係代名詞」です。
この場合は「which」が関係代名詞なので
This is a car which was made in Japan. となります。
関係代名詞には疑問詞が使われるのですが、全部で6種類。
who, whose, whom, which, that, whatです。
これらの使い分けは
先行詞によって使い分けます。
先行詞が
人か、それともそれ以外か
主格、所有格、目的格のどれかによります。
先行詞 | 主格(~が) | 所有格(~の) | 目的格(~を) |
人 | who | whose | whom |
物,動物 | which | whose(of which) | which |
人、物、動物 | that | – | that |
物(先行詞を含む) | what | – | what |
また
関係代名詞には大きく分けて2種類の用法があります。
制限用法と非制限用法です。
それと、関係代名詞は省略できるものがあります。
情報をまとめるとこんな感じになります。
まとめないと混乱すると思ったので、まとめてみましたが情報をまとめただけでは、全く分かりませんね。