今回は、疑問詞「What」を使った疑問文を作る練習をしてみたいと思います。
疑問詞は5W1Hが良く使われますが、その中でも特に「What」を使いこなせるようになると、質問の幅が広がります。
※ 5W1Hは 5W=when,where,who,what,why 1H=how
でも「What」を参考書などで勉強しようとすると、
疑問代名詞 とか 疑問形容詞 とか 疑問代名詞は主語になる事があるとか、良く分からない文法用語がたくさん出てくるし・・・
「do」があったりなかったり、「is」があったりなかったり・・・
共通している説明と言えば
「疑問詞の後ろは、そのまま疑問文の形が来る」
という説明!!
語順は理解できるのですが、かなりあやふやな感じがあると思います。
私もそうでした。
これは疑問文を元の形に直してみるだけで解決できるのですが、今回は「What」が「主語」「目的語」「補語」になる3つのパターンから探ってみたいと思います。
目的語と補語が分からない人は調べてから読んでみてください。
主語は分かると思いますが・・・
さて、それでは本題に入っていきます。
「do」があるWhatの疑問文
一般的には、こういう小見出しでの説明はしないかもしれませんが、私が疑問に思ったところを回答していく感じで進めていくので、ご了承ください。
まずは「do」があるWhatの疑問文をいくつか見てみましょう。
[A]・・・What do you want? (何が欲しいの?)
[B]・・・What do you want to buy? (何を買いたいの?)
[C]・・・What do you want to do? (何がしたいの?)
この3つの例文はすべて、助動詞の「do」が付いていて、
What の後ろの形が do you ~と、be動詞も助動詞も無いときの疑問文の形になっています。
では、[A]を疑問文ではない形にしてみます。
you want what. 「あなたは何が欲しい」
「want(欲しい)」と言う動詞のあとに前置詞なしで「what(何)」が続いていますので、「目的語」の役割をしています。
このように「what(何)」が、「目的語」の場合
What + do(助動詞) + 主語 + 動詞の原型
の形になります。
この形さえ覚えてしまえば
[B]は、「to buy(買うこと)」
[C]は、「to do(すること)」
を最後につけるだけで、
何を買いたい?
何をしたい?
と質問することが可能です。
[C]に関しては、
What do(助動詞) you want to do(不定詞)?
助動詞と不定詞の2つの「do」が入っているので混乱しそうですが、文法をしっかり勉強しておけば慌てることは一切ありません。
ネイティブはこういう英文も日々の会話で数えられないぐらい使っているので、感覚で覚えていると思うのですが、毎日使っていない私達には難しい感覚だと思います。
ですので、理論をしっかり身につけることでクリアにしていきましょう。
ということで「do」があるWhatの疑問文は、「What」が目的語の場合です。
ちなみに、3単現の場合は、「do」が「does」になります。
「be動詞」があるWhatの疑問文
「be動詞」があるWhatの疑問文は、ここまで読むと勘が良い人は分かってしまったかと思いますが、Whatが補語になる場合です。
補語はbe動詞の後ろに来る場合が多いので、なんとなくは分かっていたかと思います。
ここでも、例文をいくつか見てみます。
[1]・・・What’s this? (これ何?)
[2]・・・ What are you doing? (あなたは何をしているの?)
この2つの疑問文はどちらも「be動詞」が使われていますね。
では、[1]を疑問文でなくしてみましょう。
this is what. 「これ=何」
ということで、 whatが補語の役割をしていますので「be動詞」があるWhatの疑問文は、「What」が補語の場合です。
語順は
What + be動詞 + 主語
「do(助動詞)」も「be動詞」も無いWhatの疑問文
最後に「do(助動詞)」も「be動詞」も無いパターンです。
これも例文をみていきます。
[D]・・・What happened? (何が起こったの?)
[E]・・・What made him angry? (彼は何に怒っているの?)
[F]・・・What makes you happy? (あなたは何で幸せなの?)
この3つの例文は「do」も「be動詞」もありません。
この2つの例文も目的語、補語の場合のように疑問文でなくしてみるといいのですが、語順は変わりません。
なぜなら「What」が主語になっているからです。
What made him angry. (何が彼を怒らせた)
疑問詞が主語になる場合は2つの約束事が存在します。
1、語順は平叙文と同じ
2、疑問詞は3人称単数扱い
ですので、語順が疑問文でも平叙文でも語順がかわらないんですね。
そして、良く見ると・・・
[F]は、「makes」と三人称単数現在のときにつける「s」がちゃんと付いていますね。
ということで、最後に「do(助動詞)」も「be動詞」も無いパターンはwhatが主語の場合・・・
だったら、スッキリと終われるのですが、残念ながらbe動詞を含んだ文とかも存在しちゃうんですよねえ・・・
良く例文で使われるこんな疑問文
What is in the box? (何がその箱に入っているのですか)
whatが主語なんですが、「is」が入っちゃってるんですよ。
ですので、whatが主語の時には、「do助動詞」「be動詞」がないこともあり。
くらいに覚えといてください。
もっと詳しく分かったら追記します。