今回は「誰の~ですか?」とたずねる疑問詞「whose」について勉強します。
誰が(は)~した(する)の?
誰を~したの?
この2つは疑問詞「who」で表しましたが、「誰の~ですか」とたずねる場合は「whose」を使います。
つまり所有格ですね。
下記の表をみてみてください。
疑問代名詞 | 主格(~が、は) | 所有格(~の) | 目的格(~を) |
誰 | who | whose | who(whom) |
人をあらわす「誰」の疑問詞は格によって変わることが分かります。
対して、下記のように「物」の疑問詞は格によって変化はしません。
疑問代名詞 | 主格(~が、は) | 所有格(~の) | 目的格(~を) |
何 | what | what | what |
どっち | which | which | which |
「whose」は「誰の~」と所有をあらわし
「whose+名詞」で「誰の●●」と形容詞的に
または
「whose」だけで「誰のもの」の2つの意味で使われます。
例えば
[1]・・・Whoseだけ(誰のもの)
Whose is this cellphone? (この携帯電話は誰のものですか?)
Whoseが「誰のもの」という意味で使われており、補語の役割を果たしています。
[2]・・・Whose+cellphone(名詞)(誰の携帯電話?)
Whose cellphone is this? (これは誰の携帯電話ですか?)
これは、「Whose+名詞」のセットで形容詞的に使われていて、「Whose+名詞」が「補語」の役割を果たしています。
「Whose+名詞」のセットで形容詞的に使われているパターンをもう1つみてみます。
[3]・・・Whose+photograph(名詞)(誰の取った写真?)
Whose photograph do you like the best? (あなたは誰の取った写真が一番好きですか?)
この場合は、「Whose+photograph」がセットで形容詞的に使われています。
元の文に戻してもう少し詳しくみてみましょう。
You like whose photograph the best?
「Whose+photograph」が目的語の役割を果たしています。
このようにたずねることも可能なんですね。
このパターンとあわせて、3パターンは覚えてしまいましょう。
それと、「Whose」は所有を表すので、答え方も特殊です。
日本語で誰の携帯電話ですか?
と聞かれれば、
私のものです。
彼のものです。
彼女のものです。
と答えますよね。
英語も同じで。
It’s mine. (私のものです。)
It’s his. (彼のものです。)
It’s hers. (彼女のものです。)
または、
It’s my cellphone.
It’s his cellphone.
It’s her cellphone.
ですね。
人の名前を使う場合は名詞の語尾に「’s」をつけて「~の」とあらわします。
It’s Hiro‘s cellphone.
これを使えるようになると、[3]の質問にも答えることができます。
I like Hiro‘s photograph. (私はヒロのとった写真が好きです。)