前回、「How」 は形容詞や副詞を一緒に使うことで「どのくらい?」とたずねることができるという話をしましたが、今回から何回かに分けて、代表的なものを勉強していきます。
形容詞や副詞と一緒に・・・と書きましたが、品詞は意識せずに
How + ●● …? で 「どのくらい…?」
と質問できるとだけ覚えて、セットで使われる●●は丸暗記で十分です。
ということで今回は、数や量をたずねる「How many」と「How much」を勉強します。
「many」「much」ともに、どのぐらいの「量」、「数」をたずねるときに、「How」とセットで使いますが、その違いは
many・・・数えられる物に使う(可算名詞に使う)
much・・・数えられない物に使う(不可算名詞につかう)
という大きな違いがあります。
意味的にはどちらも、「たくさんある」というような意味なのですが、使う名詞によって使い分けなければなりません。
例えば
人、鉛筆などは数えられるので、「many」、お金、水などの液体は数えられないので「much」を使います。
数えられる名詞
How many people live in Japan ? (日本の人口は?)
How many pencils are there ? (そこに鉛筆は何本ある?)
数えられない名詞
How much is this bag? (このカバンはいくらですか?)
How much liquid is in this cup? (このコップにどのぐらいの(量の)液体が入りますか?)
また、manyは数えられる名詞に使うので複数形の「s 」がつきますが、muchは数えられない名詞に使うので「s 」つきません。
How many + pencils(数えられる名詞)…?
ただし、「people」「fish」など複数形扱いの単語の場合は「s」がつかない。
How much + water(数えられない名詞)…?
「数えられない名詞」には複数形の「s」はつきません。