今回は否定疑問文を勉強します。
否定疑問文は・・・
例文で比べちゃうのが一番分かり易いと思うので、いきなり例文からみて見ましょう。
[普通の疑問文の作り方]
Hiro went there.(ヒロはそこに行った。)
↓↓↓
Did Hiro go there?(ヒロはそこに行きましたか?)
[否定疑問文の作り方]
Hiro didn’t go there.(ヒロはそこに行った。)
↓↓↓
Didn’t Hiro go there?(ヒロはそこに行かなかったんですか?)
一目瞭然ですね!!
否定疑問文は、普通の疑問文の文頭が「否定形」になっていて、いきなり「否定の形」で始まる疑問文です。
見れば分かりますが、否定形を疑問文にする場合は、「not」も「did」と一緒に文頭についていますね。
これは、動詞がbe動詞でも同じです。
訳し方は「~ではないのですか?」とすると自然だと思います。
ニュアンス的には「否定的なニュアンス」が混じっているので、上の例文の場合ですと・・・
「え?行かなかったの?(当然行くと思っていたのになぜ?)」
と言う意味がこめられた疑問文なんですね。
「なんで~しないの?」って感じ!!
なんかあまり感じは良くないニュアンスだと思うのですが、使い方によっては
丁寧にお願いしたり、丁寧に提案するフレーズとして使えます。
例えば、丁寧にお願いする場合
Won’t you close the door?(ドアを閉めていただけない でしょうか?)
Won’t you pass me the salt?(塩を取っていただけない でしょうか?)
この2例文は、
Will you close the door?(ドアを閉めてくださいますか?)
Will you pass me the salt?(塩を取っていただけますか?)
を否定疑問文にしたものです。
Will you…?は、もともと丁寧に質問するときに使う疑問文ですが、
Will you…? と直接聞くよりも、Won’t you…?の方が、否定的に質問している分遠まわしに聞いているので丁寧な疑問文になっています。
この感覚は日本語でも同じなのでイメージしやすいかと思います。
次に丁寧に提案する場合
これは、Why don’t you…?で、「~しませんか?」と提案するフレーズと同じ考え方です。
例えば
Won’t you come with us?
(どうして)私たちといっしょに来ない のでしょうか?
↓↓↓
私たちといっしょに来ればどうでしょうか?
↓↓↓
私たちといっしょに来ませんか?
となります。
もう1つ見てみましょう。
Won’t you have another cup of tea?
(どうして)もう1杯お茶を飲まない のでしょうか?
↓↓↓
もう1杯お茶を飲めばどうでしょうか?
↓↓↓
お茶をもう一杯いかがですか?
こんな感じの思考回路です。
Won’t you~? で、
~してくれませんか? ~しませんか?
と言う丁寧な言い回しになると覚えちゃいましょう。