今回は接続詞「thatの用法」を見て行きたいと思います。
以前書いた記事では
「that」は文と文(節)をつなぎたいときに使う従属接続詞として使え、
動詞(be動詞含む)の直後、または、be動詞+形容詞の直後にthat以下が入るでした。
あっそれと、thatは感情とか思っていることを表す動詞に続くと言うルールがあり、省略可能でしたね。
そして、that+主語+動詞のかたまりのことをthat節と呼びました。
thatが付いている節だからでしょうね・・・たぶん・・・
そのthat節ですが
that+主語+動詞のかたまりで「名詞節」になれると言うルールがあります。
名詞節ですから、名詞と同じように使えるので、
thatを使った名詞節は、主語・目的語・補語になることができます。
1、that節が英文の目的語になれる
I think that he is right. (私は彼が正しいと思う)
I know that he is a teacher. (私は彼が先生だと知っている。)
これは、以前の記事「that節」で説明した基本の形ですね。
I know…私は知っている・・・とくれば、「何を?」と思いますよね!!
その「何を?」が目的語です。
この場合は「先生だということ」になります。
「that節」は目的語になる形が圧倒的に多いので、この形を覚えてしまえば、かなり使いこなせるようになります。
ただし、that節が「be動詞+形容詞」を修飾するパターンも存在します。
一般的に、形容詞は目的語を取りません。
そこで、前置詞を補ったりするのですが、特定の「感情を表す形容詞」については「that節」がそのまま使えます。
この場合のthat節は名詞節ではなく副詞節になるのですが・・・・
文法的には、that節は「名詞節」、「副詞節」を導くという説明がありますが、まあ、覚えなくてもいいでしょう。
形容詞を修飾できるのは副詞ぐらいに覚えておけばOKです。
I’m sad that he can’t come today. (私は彼が今日来れないのが悲しい。)
I’m glad that he come today.(私は彼が今日来ることがうれしい。)
これについては、私も以前間違った使い方をしてしまいました・・・・・「感情を表す言葉なら何でも使えるわけではない」のですが、badが使えないグループに属しているとは・・・まだまだ勉強が足りませんでした。
記事にもしてしまったのですが、その謝罪とあわせて別記事で詳しく説明します。
2、that節が英文の主語になれる
That Hiro is clever is true. (ヒロが賢いということは真実です。)
「that」は名詞節を導く従位接続詞ですから、主語になることもできます。
[That Hiro is clever] is true.
[]でくくった部分がひとまとめで名詞節になっています。
ただし、that節が主語になる場合は、「that」は省略できません。
また、that節が英文の主語になる場合は、下記のように、 it に置き換えられ、that 節は文末に置かれるのが一般的です。
It is true [that Hiro is clever].
3、that節が英文の補語になれる
The point is that you love her. (要は、君が彼女のことを愛してるということだ。)
名詞節ですから、補語になることもできます。
The point is [that you love her].
[]でくくった部分がthat 節で、名詞扱いです。
point の他にも、fact , truth , reason , trouble , problem が良く使われます。
The point is that~要は・・・
The fact is that~実は・・・
The truth is that~実は・・・
The reason is that~理由は・・・
The trouble is that~困ったことに・・・
The problem is that~問題は・・・