今回は、「~の前に」を表現する接続詞 “ before ”を覚えます。
“ before ”の意味は分かりますよね!
日本語化しているとまでは言えませんが、“ 快●ビ●ォーア●ター ”とか、普通に日本語っぽく使われていますので、日本語訳ぐらい知っている人が多いことと思います。
さて、
この“ before ”ですが、品詞は何か分かります?
品詞とか聞くとまた嫌になってしまうかもしれませんが、
接続詞、前置詞、副詞 です。
ここでは、従属接続詞としての“ before ”について覚えていきます。
といっても従属接続詞を理解できていれば簡単ですので安心してください。
従属接続詞は2つの節(文)を接続できて、
その2つの節は、主節と従属節があって、主従関係にあるというものでした。
“ before ”もこれに当てはまる接続詞なので使い方は同じです。
意味が「~の前に」となるだけです!!
例えば
I always brush my teeth before I go to bed. (私はいつも寝る前に 歯を磨きます。)
この例文で考えて見ます。
主節・・・I always brush my teeth (私はいつも歯を磨きます。)
従属節・・・before I go to bed. (私は寝る前に )
に分けられます。
日本語にするときは、従属節から訳すと日本語っぽくなるので
「私はいつも寝る前に歯を磨きます。」となります。
寝る前に何をするか?を主節で説明している感覚かな。
“ before ”を文頭に出すなら
Before I go to bed, I always brush my teeth.
になります。
コンマを忘れずに!!
命令文にするなら
Brush your teeth before you go to bed. (寝る前に 歯を磨きなさい。)
ですね!!
というわけで、これだけ理解できれば簡単に使いこなせるのですが、1つだけ注意することがあります。
それは・・・未来形のときです。
例えば
I will brush my teeth before I go to bed. (私は寝る前に 歯を磨くでしょう。)
これ未来の話なんですが、従属節は現在形になっています。
まだ寝てないわけですから、寝るのも未来ですよね。
でも
× I will brush my teeth before I will go to bed.
のように従属節を未来形にしちゃうと間違いなんですね。
だから
○ I will brush my teeth before I go to bed.
のように
従属節は、未来のことであっても現在形 になります。
それともう1つ
“ before ”が接続詞だけでなく、前置詞でもあることは前述した通りですが、前置詞についても少しだけ触れておきます。
前置詞と接続詞の違いは
前置詞・・・名詞(動名詞)の前に置く品詞。
ですので、前置詞の後ろには必ず名詞(動名詞)がきます。
前置詞+名詞(動名詞)
従属接続詞・・・2つの節(文)を接続する。
なので、従属接続詞の後ろには、節(主語+動詞)がきます。
接続詞+主語+動詞
という違いがあります。
ですので、“ before ”を前置詞として使う場合は
後ろに「主語+動詞」のような節(文)を置くことができない ということになります。
つまり下記のようになります。
I always brush my teeth before going to bed. (私はいつも寝る前に歯を磨きます。)
同じような意味の文が出来上がりました。
前置詞の後ろには名詞を置かなければならないとなると、「寝る」という行動を表現するのは難しいのですが、動名詞も置けますので簡単に表現可能です。
動名詞は名詞化された動詞なので、名詞扱いになります。
名詞を置くなら
I always brush my teeth before dinner. (私はいつも夕食前に歯を磨きます。)
ちょっと強引な例文になりましたが、“ dinner ”という名詞を置くことで文が成り立っています。
このように前置詞の後ろには、必ず名詞が来ます。