今回は現在形についていっしょに勉強して行きましょう。
実は、この現在形は、英語の勉強でも「時制」の最初のほうに勉強することが多いと思うのですが、最も理解しにくいものだと思っています。
現在形が文法の中でも簡単な部類だと思っている人は、もう一度見直してみてください。
私も英語を勉強し始めたときに、現在形ね、はいはい、今現在のことを表現するわけね。
と、流し読みしていたのですが、結構忘れていることもありましたし、何より大きな勘違いをしていました。
現在形を勉強する上でここが最も大切なところなのですが、現在形は今現在のことだけを表すものではないということです。
現在形は、「現在おかれている事実や状態」を表すのですが、その「事実や状態」は今現在だけとは限りません。
過去からずっとそうだったかもしれませんし、未来永劫その状態なのかもしれません。
分かりやすい例をあげると
I live in Japan.
私は日本にすんでいます。
ですね。
私は今も日本に住んでいますが、生まれたときからズット、ウン十年間日本にすんでいるわけで、これからもズット日本に住み続けます。
もう1つ例をあげると
Americans usually drink coffee at breakfast.
アメリカ人は、普段、朝食の時にコーヒーを飲みます。
これも同じで、アメリカ人は今現在だけ朝食の時にコーヒーを飲んでいる訳ではなく、昔からそうでしたでしょうし、これからもそうでしょう。
あまり難しく考える必要はありませんが、現在形には【過去も未来も含まれる】ということを頭の片隅において勉強するようにしてみてください。
また
現在形のルールも少し覚えることが多いので、しっかりと復習するようにしてください。
実際に私も、忘れていたことがたくさんありました。
動詞は原型が入るまでは覚えていたのですが、主語が3人称の場合に動詞の最後に「S」をつけるということをすっかり忘れていました。
当然、動詞が“ss” “sh” “ch” “x” “o”で終わる場合、“es”をつけるなんて、英語の先生に教わってないぐらいの勢いでしたよ!
ですが、ルールはルール!!
現在形は覚えることがたくさんありますが、しっかり覚えてあとあと文法の勉強が楽になるように、準備をしてしまいましょう。
実践の英会話の中でこの「s」や「es」などを付け忘れたとしても、話し相手は察してくれるかと思いますが、ここでしっかり覚えておくのと、あやふやにしてしまうのでは、今後のあなたの英語学習に大きな差がつきます。
さて
現在形ですが、冒頭でも書きました通り「今現在の事実や状態を表す」型で場合によっては過去も、未来も含まれます。
ですので、
今時分が置かれている状況から、自分の国や文化に至るまで様々なことを言い表すことが可能です。
現在進行形とは違う訳です。
言葉で説明すると分かりにくいのですが、例文をみるとすぐに理解できますよ。
早速例文をみてみますと
I like fish.
私は魚が好きです。
I live in Tokyo.
私は東京に住んでいます。
これが、現在形!!
そして現在形に使う動詞のルールは、大きく分けて5つ
1、動詞は必ず原型を入れる。
2、主語が3人称の場合には動詞の最後に「S」をつける。
3、主語が3人称の場合で動詞の最後が“ss” “sh” “ch” “x” “o”で終わる場合、“es”を動詞の後につける。
4、子音(母音「a,i,u,e,o」以外)「y」で終わる動詞は、“y”を“i”に変えて“es”をつける。
5、型が全く違うものに変形する特例の動詞がある。
※3人称は(he/she/it)です。
例えば
動詞が”live”の場合、主語が3人称の場合だけ「s」をつけます。
I live
You live
He lives
She lives
We live
They live
動詞の最後が“ss” “sh” “ch” “x” “o”で終わる場合はそれぞれ「es」をつけます。
I miss ⇒ He misses
I rush ⇒ He rushes
I catch ⇒ He catches
I fix ⇒ He fixes
I do ⇒ He does
子音(母音「a,i,u,e,o」以外)+yで終わる動詞の場合は、、”y”を”i”に変えて「es」をつけます。
I study ⇒ he studies
型が全く違うものになる動詞の場合は、地道に覚えるしかありません
I have ⇒ I has
そして
最後に気をつけること
それは時制の考え方についてです。
現在形は現在のことを表す文法ですが、ズットその状態なのであれば「過去も未来も」含まれると覚えました。
そして
英文の最後の方にくっついている「オマケ文」の中には、場所や時間を表すものが入っていることが多いのですが、その「時間」について表すおまけ文には気をつけなければなりません。
例えば
now 今
today 今日
現在形なのに、上記のような言葉は使うことができません。
過去も、未来も含まれている以上
現在形は「今」、「今日」だけではないので、時制が矛盾しているわけです。
使うなら、「everyday」のような、過去も、現在も、未来も含むことが出来るような幅のある言葉!!
ということになります。
日本語はあまり時制にうるさくないので、時制を意識するって面倒ですね!