今回は動名詞について勉強します。
動名詞は
動詞の原型 + ing
で、品詞としては「名詞」扱いになります。
動詞に“ing”をくっつけてできた名詞なので「動名詞」です。
たとえば、「run(走る)」という動詞に「ing」をつけて“running”という動名詞になると意味は「走ること」になります。
「study(勉強)」なら“studying”になり「勉強すること」になります。
動詞に「ing」をつけて「走ること」「勉強すること」になると名詞扱いになるわけです。
ここまで読んで
「ん???」
動詞の原型 + ing
って進行形に使われる「現在分詞」じゃなかたっけ?
と思った人も多いと思います。
そう
動詞の原型 + ing
は、動名詞ですが、現在分詞でもあります。
そして、現在分詞は形容詞扱い!!
「be動詞+(動詞の原型 + ing)」の進行型で使われてるのは現在分詞です。
動詞の原型 + ing といえば進行形を思い浮かべる人は多いですよね!
私もそうだったのですが、動名詞でもあるのでなんとか見分ける方法を見つけなければなりません。
ここで動名詞と現在分詞を整理してみたいと思います。
「動詞の原型 + ing」は名詞として使える・・・動名詞という名前になる・・・動詞と名詞の性質を持つ
「動詞の原型 + ing」は形容詞としても使える・・・現在分詞という名前になる・・・動詞と形容詞の性質を持つ
となるわけですが、これでは違いが分かりません。
「running」「studying」と「ing」をつけただけの見た目では見分けがつかないんです。
ということでしょうがないので文中の使われ方で区別します。
[動名詞]・・・主語や動詞の目的語になり名詞の働きをする
[1] Studying English is very important. 英語を勉強することは非常に重要です。
“Studying English”は主語なので名詞の働きをしています。
[2] Kimi enjoys running. キミは走ることを楽しみます。
“studying”は名詞の働きをして、”enjoys”の目的語になっている。
[現在分詞]・・・名詞を修飾して形容詞の役割をする
[1] I’m watching TV. 私はテレビを見ている。
「~をしている」と能動的な意味になり形容詞の働きをしている。
be動詞+“watching”なので分かりやすいと思います。
[2] I hate people running a sidewalk. 歩道を走る人たちが嫌いです。
“running”は形容詞の働きをして、”people”を修飾(状態を説明)している。
面倒ですが、このように文中の使われ方を考えるしかないと思います。
名詞の働きをしているのか?
形容詞の働きをしているのか?
を考えれば混乱はしないと思いますが、
会話においてこの区別はできなくても問題ないかもしれません。