簡単なようで、時制という観点から考えると混乱しがちな現在形ですが、ポイントを抑えてしまえば問題ありません。
英文法全体にいえることかもしれませんが、「あやふや」なまま覚えているから混乱するんです。
現在形については過去記事でも取り上げましたが、「ちょうど今起こっていること」を表すのではなく、今現在の状態を表すという感じで覚えたほうが分かりやすいと思います。
これは時制という考え方になってくるのですが、現在形は過去も未来も現在も含みます。
日本語だとあまり時制って考えなくても話せると思うのですが、英語になったとたんに混乱してしまう人が多いと思います。
英語のほうが少し時制にうるさい言語ですが、時制にうるさいということを気をつけていれば対策も練れるというものです。
ということで現在形について少しおさらいしてみます。
現在形は
動詞について
[1] 動詞は必ず原型
[2] 主語が3人称の場合には動詞の最後に「S」をつける。
[3] 主語が3人称の場合で動詞の最後が「ss」 「sh」 「ch」 「x」 「o」で終わる場合、“es”を動詞の後につける。
[4] 子音+「y」で終わる動詞は、“y”を“i”に変えて“es”をつける。
[5] 型が全く違うものに変形する特例の動詞がある。
時制について
[1] 過去も、未来も、現在も含まれる。
[2] 「now」や「today」のような今だけ今日だけという言葉は使えない。
※使うなら「everydy」のような過去も未来も現在も含まれる言葉を使う。
そして前回は一般的なことを述べることを学習しました。
Americans usually drink coffee at breakfast. アメリカ人は、普段、朝食の時にコーヒーを飲みます。
や
He likes hamburger. 彼は、ハンバーガーが好きです。
といったことでした。
ということで今回は現在形で良く使われる“always”(いつも)のことを表した例文をみてみます。
I usually get up at 6am. 私は平日6時に起きます。
I usually start work at 8am. 私は普段8時に仕事をはじめます。
I go to bed around midnight. 夜12時ごろ寝ます。
I get up at 10am on weekdays. 私は週末は10時に起きます。
She takes a bath in the evening. 彼女は夕方、お風呂に入ります。
Hiro reads the newspaper on the Bus. トムは、バスで新聞を読みます。
We eat dinner around 8:30pm. 私たちは、8時半に夕食を食べます。
They usually walk to work. 彼らは、普段、歩いて仕事に行きます。
現在形はこのような普段のことを説明するのによく使われます。
共通していることは、いつものことなので、近い過去もそうだったでしょうし、明日からの近い将来もしばらくはこのスタイルが続くであろうということです。
現在形で習慣の行動を表現する場合は“usually”(普段)や“sometimes”(時々)という言葉が良く使われます。
“always”(いつも)も使えますが、必ずしも“always”(いつも)である必要はありません。
現在形は今現在の状態を説明していて、過去も未来も含まれます。
じゃあどうして現在形なんでしょう?
もっとましな言い方があったと思いますが・・・・