最上級を使った英文にプラスすることで最上級を強調することができる「副詞」があるのですが、その中でも良く似た副詞が用いられることがあります。
その良い例が
最上級+yet
最上級+ever
です。
「yet」と「ever」は表現が良く似ていて、比較級・最上級の後でそれらを強めるために使うと
「yet」・・・今までのところ
「ever」・・・今まで、これまで、かつて
となります。
この解釈をどちらも「今まで」と中途半端に覚えてしまうとこの2つを使い分けることができません。
意味はほとんど同じですが、ネイティブの頭の中は確実に違うことを思い浮かべているのでその「ニュアンス」を感じながら覚えることをオススメします。
実は私もよく理解できていなかったので、「ネイティブ」の方に質問してみました。
正確にはネイティブの奥様がいらっしゃる知人ですが・・・
その方が非常に分かりやすく例文を交えて教えてくださいましたのでそのまま使わせていただきます。
「yet」
This is the best score yet! 今までで最高の点数だ!
「ever」
This is the best score ever! 今まで最高の点数だ!
この例文は一見するとどちらも同じような日本語なのですが、
「yet」・・・今までのところ最高の点数。
「ever」・・・今まで最高の点数。これまで最高の点数。かつてこんな点数はなかった。
こういうニュアンスの違いが存在します。
つまり
“yet”の場合、これからも、もっとスコアを更新する可能性があることを前提に使っています。
これまでの中で一番良いけれども、これから先もっと良くなる可能性も含んだ表現ということです。
“ever”の場合、こんな点数、今まで取ったことがないという喜びのことで、あまり、これからのことは考えないで使っています。
もっとイメージしやすい例文をご紹介します。
食べたラーメンがおいしかった話です。
「yet」
This is the best ramen yet! これは、最高のラーメンだ!
今まで食べた中で最高だけど、これからもっと、おいしいラーメンを食べられるかもというニュアンスが含まれている。
「ever」
This is the best ramen ever! 今までで、こんなにおいしいラーメンは食べたことがない!
この場合、これからのことは考えずに、そのラーメンが最高にそしてただ単純においしかったことに感嘆している。
どうでしょう?この例文イメージしやすくないですか?
分かりやすい説明と例文だったので情報をシェアしておきます。
まあ実際には
この2つを使い分けて話す瞬間があるかどうかは分かりませんが、
イメージを関連付けて覚えておけば、いざそんな場面に出くわしたときに
「yet」と「ever」を使い分けて表現することが可能ですし、単体で覚えるよりセットで覚えたほうが忘れにくいと思いますよ!!