今回は「最上級」について覚えます。
最上級は、「~が最も(一番)~です」という表現です。
ですので、最上級はふつう3つ以上のものを比較するときに使われる表現です。
例えば
Mount Everest is the tallest mountain in the world. エベレスト山は、世界で一番高い山です。
Mount Fuji is the highest mountain in Japan. 富士山は、日本で最も高い山です。
基本型は
A + the+ 最上級(形容詞や副詞+est) + of(in) + B(どこで一番なのか). AがBの中で一番~だ
となります。
※「est」のつけ方は特別なものもありますが、後術します。
最上級の前には「the」が置かれ、最上級のあとには「in~(範囲)」「of~(数)」の2パターンがよく使われます。
ただし、「the」は付くときと付かない時があるので厄介です。
まずは「in」と「of」の比較をしてみましょう。
私の記憶が確かならば・・・前置詞の「in」は単数に使い、「of」は複数に使うと教わった気がします。
まあ、それなりに合っていると思いますがこういう覚え方はあまり良くないというか、英語が上達していくにつれ必ずしもそうでないことに気づいていきますのでそのように決めて覚えないほうがいいと思います。
では今回の最上級に使われる「in」と「of」の比較ですが
[その1・・・in の場合]
A + the + 最上級(形容詞や副詞+est) + in + B (場所、範囲、集団など) AがBの範囲で一番~だ
一定の範囲に使うわけですね。
家族の中、クラスの中、村の中、町の中、市の中、県の中、国の中、世界の中などの範囲です。
kimi is the tallest in my class. キミはクラスで最も背が高い
kimi is the tallest in japan. キミは日本で一番背が高い
kimi is the tallest in the world. キミは世界で一番背が高い
[その2・・・of の場合]
A + the + 最上級(形容詞や副詞+est) + of + B (数、人数など) AがBの中(6人の中など)で一番~だ
こちらの方が理解しにくいと思いますが、数、人数など複数の名詞に使われます。
6人の中、全員の中、これら全ての中など数ある中から一番という感じです。
kimi is the tallest of six. キミは6人の中で最も背が高い
kimi is the tallest of all. キミは全員の中で一番背が高い
そして前述しました冠詞の「the」に関してですが、
最上級の前に付く場合と、付かない場合があるので厄介です。
形容詞、副詞ともに基本は「the」がつきます。
学校では副詞の前に「the」は付かないと教わった方もいるかもしれませんが、「省略されているものが多い」と覚えたほうがいいと思います。
で、「the」が付くか?付かないか?の違いですが、はっきりいって言葉で表すと分かりにくいですがご了承ください!!
【最上級の形容詞が限定用法のときは the をつけるが、叙述用法(じょじゅつようほう)のときには the をつけない。】
※限定用法 → 形容詞が「~の中で一番」というようにあるものの中で「限定」され、名詞を修飾する
※叙述用法 → 形容詞が「その~はここが一番~だ」というように「順を追って述べる」もので補語となる形容詞
最上級で考えてみると
Mount Fuji is the highest mountain in Japan. 富士山は、日本で最も高い山です。・・・限定用法
Mount Fuji is highest at this point. 富士山、はここが一番高い・・・叙述用法
理解できない人は飛ばしちゃってかまいません。
基本的に「the」はつきますので・・・・・・・・
最後に
形容詞や副詞につける「est」は比較級と同じで、普通に「est」をつけることが出来るもの意外に特別なものが存在します。
1、「e」で終わる語は「st」だけをつける【 large → largest 】
2、「短母音(母音が1つ)+子音」で終わる語は子音(最後の文字)を重ねて「est」をつける 【 hot → hottest 】
3、子音+y で終わるときはyをiに変えて「er」をつける 【 easy → easiest 】
4、不規則に変化するものがある 【good、well → best】 【many、much → most】 【bad、ill → worst 】
これは覚えるしかないですが、数は多くありません。
5、「est」がつけられないものがある、これらは、その単語の前に”most”を付ける。
① 3音節以上の語
② 2音節の場合
[1] 語尾が -ful、-less、-ish、-ous の語
[2] 語尾が -ly の副詞
※単音節、2音節ともに「most」をつける例外があります。
※3音節以上の語でも「est」をつける例外もあります。