今回は、「絶対にない」と強い否定を表すことができる副詞「Never」を勉強します。
否定文の基本といえば
I’m not sure. (私は、よく分かりません。)
He doesn’t eat fish. (彼は魚を食べません。)
She can’t understand English. (彼女は英語を理解できません。)
のように、be動詞、一般動詞、助動詞の後ろに「not」を入れるのが普通です。
ですが、実はそれ以外にも否定文を作ることが出来る言葉があります。
それは
その言葉自体が否定の意味を持っている場合です。
今回覚える「Never」も否定を表す副詞なのですが、辞書で調べてみると
いまだかつて無い、決して無い
not + ever = never
となっています。
ですので「いつも無い」という表現をするときの、現在完了の経験のところでよく使われます。
I have never eaten raw fish. (今までに一度も 生魚を食べたことが無い 。)
I have never seen him. (彼には一度も 会ったことが無い 。)
We’ve never been to Los Angeles. (私たちは一度 もロスに行ったことが無い 。)
などですね。
では、「never」と「not」を比較してみましょう。
I don’t eat fresh vegetables.(私は生野菜を食べません)
I never eat fresh vegetables.(私は決して 生野菜を食べません)
do not は、「食べません」なのに対し、
never は、「決して食べません」と強い否定を表現することができます。
辞書で詳しく調べると、
「never」は単に「not」の強調表現ではない。
※ジーニアス英和辞典より引用
と書かれていますが、とりあえず日本語で言うところの強調と覚えておけば良いと思います。
根拠はありませんが、英語を日本語にすることは100%は無理なんで・・・
最後に「never」を使うときの注意事項を1つだけシェアしておきます。
例えば
前述した例文
I don’t eat fresh vegetables.(私は生野菜を食べません)
これは「do not」で否定文を作っているのですが、主語が「She」だとどうなるでしょうか?
She does’t eat fresh vegetables.(彼女は生野菜を食べません)
主語が3人称になるので
do ⇒ does
と言う変化が起こります。
では
I never eat fresh vegetables.(私は決して生野菜を食べません)
この例文の主語も「She」にして見ましょう。
She never eats fresh vegetables.(彼女は決して生野菜を食べません)
「do not」は使われていませんので、「does not」は使えないことは分かりますね。
変化を見てみると・・・・
eat ⇒ eats
と言う変化が起こっています。
この英文が3単現なので、動詞に3単現の「s」がつきます。
ですが、
えっつ
never = 否定形
だから3人称、単数までは当てはまっても
現在形は当てはまらないじゃん!!
って思いましたよね!!
私も否定形だと認識していて、「s」は必要ないと思っていた1人でしたが、厳密に言うと否定形じゃないらしいです。
否定を表せる現在形・・・・ちょっと言い方が難しいですね。
「never」が副詞だからと言う説明は間違っているかもしれませんが、
副詞の場合、is has does などの変化が無くて現在形だと動詞に3単現の「s」がつきます。