今回は、「~だけど・・・」と譲歩を表現する“ though ”を覚えます。
“ though ”も従属接続詞で、“ although ”と良く似ていてほとんど同じ使い方が可能です。
although・・・副詞としては使えない、文語的、表現が強い
though・・・接続詞以外に副詞としても使える、口語的、表現が少し弱い
以前書いた記事も参考にしてみてください。
⇒ 「~であるが」「~だけれども」と言う意味の接続詞「Although」
たぶん同じような内容ですが・・・
両者の違いは前述したとおりですが、口語的(くだけた言い方)か文語的(堅い言い方)かを意識して覚えるだけで良いと思います。
それともう1つ“ but ”も同じような意味で使えますが、“ but ”は等位接続詞なので使い方が全然違います。
but・・・等位接続詞、文頭では使えない。
等位接続詞と従属接続詞の違いは大丈夫ですね!!
ということで、実際に例文を見ていきましょう。
He went to work though(although) he has a cold. (彼は風邪をひいているけど 会社に行きました。)
風邪をひいている状態 だけれども 会社に行った。
分かりにくいですが、譲歩を表していますよね!!
具合が悪いとき、休みたいけど、休めないから、譲歩して会社に行ったんですね。
なので、“ though(although) ”で接続する節(文は)対照的な意味のものになります。
元気だった けど 会社に行った ではおかしいですよね。
ちなみに“ though(although) ”は文頭で使われることが多い接続詞なので、
Though(Although) he has a cold, He went to work.
のように使われることのほうが多いと思います。
この場合「コンマ」を付け忘れないようにしてください。
そして、“ though ”“ although ”の大きな違いとして、
“ although ”は副詞として使えない けど、“ though ”は副詞としても使用可能という違いがあります。
though ・・・接続詞、副詞。
although・・・接続詞。
ですので、“ though ”は
He’s so cool. (彼とてもかっこいいわ。)
He’s a ladies’ man, though . (でも 、女癖悪いわよ。)
のように文末 において副詞 としてつかえます。
※副詞なので、位置は文中でも問題なし。
それと
“ but ”は等位接続詞なので、使い方がちがいます。
He has a cold, but He went to work.
節のつなぎ方が逆になっています。
また、“ but ”は文頭には使えません。
× But He went to work, he has a cold.