今回は関係代名詞の簡単な理解のしかたを勉強します。
関係代名詞は、不定詞、現在完了など並んで分かりにくいものの1つとされています。
私も苦手でした。
ですが、考え方ひとつで「必ず」と言ってもいいほど理解できるようになります。
ですので、今回は分かりやすい関係代名詞の考え方を勉強してみたいと思います。
関係代名詞が理解しにくいと言われている背景には、
接続詞と代名詞の2つの機能をもったもので、先行詞があり形容詞句を導く。
そして種類は、who, whose, whom, which, that, whatがある。
のような意味不明な説明を受けるからだと考えています。
少し分かりやすい説明でも
2つの英文をつなぐ接着剤の役目を持ち、またその直前にある名詞の説明をするもの。
と言う感じになるのですが、私はこれでもあまりピンときませんでした。
訳し方も、後ろから訳すとか、関係代名詞以下の文から訳すとか、いろいろ教わりますが長文読解になるとかなり混乱します。
例えば
I like people who are honest. 私は正直な人が好きです。
この例文の関係代名詞は「who」 です。
これを日本語にする際の一般的な考え方は
I like people.(私は人が好き)の「people」を who are honest.(正直な)が修飾(説明)している。
「who」は、 「I like people.」と「are honest.」を接続する役割と、主語の代わりをする。
そして「who」は「人」に対して使われる関係代名詞である。
「people」は関係詞節によって修飾される言葉で「先行詞」と呼ばれる。
おそらくこんな感じです。
これだと、本当に分かりにくいんです。
そこで様々な理解の仕方を勉強してみたのですが、
関係代名詞 は 代名詞
と覚えてしまうのが一番シンプルで分かりやすいと感じました。
つまり先行詞を関係代名詞に入れて考えるだけです。
先ほどの例文で考えてみると
I like people who are honest. 私は正直な人が好きです。
この中の先行詞「people」を関係代名詞「who」に入れてしまいます。
先行詞って・・・と嫌にならないでください。
先行詞は関係代名詞の直前にある名詞です。
面倒な説明を覚えないで、関係代名詞の直前にある単語と覚えてしまえばいいでしょう。
で「who」を「people」にすると・・・
I like people. people(who) are honest.
私は人が好き。 人は正直。
これを 脳内で日本語っぽくまとめる と「私は正直な人が好き」となります。
英語と日本語は語順が違うので、どうしてもこのように脳内でまとめる必要がありますが、この「脳内でまとめる」作業さえできれば問題ありません。
だって、この2つの英文は理解できるでしょ?
あとは脳内で瞬間的に日本語っぽくするだけですよ。
しかも、日本語は、語順を入れ替えても比較的意味が分かるので
I like people. people are honest.
私は人が好き、で、その人は正直な人です。
というふうに考えるだけです。
この脳内での作業は人によって違うと思うので、自分なりの方法をあみ出してみてください。
必要なのは「慣れ」 だけです。
このように考えるだけで関係代名詞が簡単になりますので、何度も何度もこの作業を行ってみてください。
きっと抵抗なく関係代名詞を理解できるようになります。