間接疑問文と相性の良い動詞


kangaeru

今回は、間接疑問文によく使われる動詞について勉強していきます。

文字数の関係で、「間接疑問文と相性の良い動詞」という題名にしましたが、細かいことを言うと、間接疑問文の従属節の疑問詞と相性の良い主節に使われる動詞ということです。

言葉にするとサッパリ分からないと思うので、さっそく例文を見てみましょう。

[1]・・・ I know what this is.

I know ・・・主節

what this is・・・従属節

この2つの相性 ⇒  「know(動詞)  ⇔ what(疑問詞)」

と言うことです。

間接疑問文とは、

ある文の一部に疑問詞を使った疑問文が含まれている文でした。

例えば

[A]・・・I know where he is.  (私は彼がどこにいるか知っています。)

[B]・・・I don’t know where he is.  (私は彼がどこにいるか知りません。)

[C]・・・Do you know where he is? (あなたは彼がどこにいるか知っていますか?)

上の3つの例文を見ていただければ分かると思いますが、

[C]は疑問文なのに対し、[A]と[B]はどちらも平叙文[A]は肯定文 [B]は否定文 )です。

間接疑問文は、このように

疑問文、肯定文、否定文などの一部に「where he is.」などの疑問詞が含まれた文が含まれています。

そして、見てのとおり、間接疑問文はすべてが疑問文とは限りません

そして、疑問詞以降の語順が、平叙文と同じというところも気をつけるポイントでした。

で、本題に入りますが

上の例文に使われている「主節に使われている動詞」は「know(知っている)」です。

実は、ここに使われる動詞は、その後に来る疑問詞と相性がいいものがほぼ決まっているので、ここで覚えてしまいましょう。

その相性の良い動詞とは・・・

もったいぶっても題名どおりですが、「知識に関する動詞」です。

知識に関する動詞は

Know (知る、知っている),wonder (不思議に思う),remember (思い出す),ask (たずねる),tell (告げる、知らせる),learn (学ぶ、覚える)

などです。

今回はこの中でも、特に相性の良い「wonder」を使ってみようと思います。

I wonder +疑問詞+主語+動詞… は、間接疑問文で、ホントよく使われます。

I wonder~は、日本語で「~かしら」「~だろうか」「~かな」のような、意味のときに使われる表現です。

「I wonder」で調べてみると、「~かしらと不思議に思う」と言う日本語訳が多いと思います。

例えば

I wonder what is in the box. (箱の中身は何かしら。)

I wonder why he didn’t come. (彼はなぜ来なかったのかしら。)

I wonder why he did such a thing.(なぜ彼はそんなことをしたんだろう。)

I wonder when he will leave for Tokyo. (彼はいつ東京に発つのだろう。)

I wonder who broke the door.(誰がドアを壊したんだろう。)

のように

どうなんだろう?

不思議に思うこと全般に使えます。

確かにどの疑問詞とも相性の良い動詞だとは思いますし、実際に例文が多いので使われることも多いのでしょうけれど、「知識に関する動詞」はどれも使えると思うので、主要な動詞は使えるようにしておくと良いと思います。

He asked where the restroom is. (彼はトイレがどこにあるか尋ねた。)

会話では使えませんね・・・小説にも使われなさそうな言い回しですし・・・

実際に会話で使えそうなのは

Please tell me where he is. (彼がどこにいるか教えて。)

Please tell me what happened to her. (彼に何があったのか教えて。)

とかでしょうか?

箱の中身は何かしら。

彼はなぜ来なかったのかしら。

とかは、回りくどいので、

What is in the box ?

Why doesn’t he come?

みたいに直接疑問文で質問したほうがいい気がします。

ってことは・・・間接疑問文って・・・もしかして英会話では覚えなくてもいいフレーズ???

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