今回は「~だったらいいのに」というときに使う英語フレーズ「I wish + 仮定法過去」を覚えます。
例えば、女性なら
I wish I were slender. もっと細かったらいいのになぁ。
男性なら
I wish I were taller. 背がもっと高かったらいいんだけど。
こんな感じで、「I wish」のあとに「I were~」とつなげていくフレーズが良く使われます。
会話で使うというよりは、独り言かもしれませんが、使わなくはない表現です。
文法的には、仮定法過去の一種なので「if節」を使って「if I were you」のほうが正しいのでしょうけれど、
I wish I were~ のように「if」を使わない形の方がよく使われます。
仮定法過去は、「if節」の中は過去形で「be動詞」は「was」ではなく「were」が正解なのですが、ネイティブは口語では、よく「were」 と言う代わりに「was」を使います。
例えば
I just wish I were in better shape! もっとシェイプアップしていればよかったんだけど。
だったら、以下のように「was」を使うことも・・・
I just wish I was in better shape!
「was」は文法的に間違いでも、実際にネイティブが使っているわけですから、口語表現では正解ということになりますね。
I wish I were~は良く使われる形なので、覚えておくと便利ですが、他の形も見ておきましょう。
[1]・・・I wish I had a money. お金をもっていたらよかったのにね。
[2]・・・I wish I didn’t have so many things to do today. 今日こんなにやることがたくさんなければいいのに。
この2例文は「were(was)」を使っていない例文です。
ですが、「if節(ifのない後ろの文)」の中は過去形にしないといけないので
例文[1]は・・・「have」が「 had」に
例文[2]は・・・「don’t」が 「didn’t」になっています。
こうすればどちらも後ろの文が過去形になります。
例文[2]の「have」はどうして原型なのかは分かりますね!!
しかも何気に否定文入ってますが、それも分かりますね。
当然ですが、「be動詞」を使う場合の否定文は
I wish it weren’t so cold out today. 外がこんなに寒くなければいいのに。
のようにします。
ちなみに
英語フレーズでよく出てくる
I wish I could・・・だったら良かったのに・・・も「I wish + 仮定法過去」の形です。
「could」ちゃんと過去形になっていますね。
ただ、
「can」を使って
I wish I can
も聞いたことがあるので、ネイティブは変形して使っているのかもしれません・・・
これに関しては調べて追記しますね。