今回は、「命令文+or」で、「~しなさい、さもなくば、~がうまくいきませんよ。」と表現できるパターンを覚えます。
前回の記事では「命令文+and」で「~しなさい、そうすれば~がうまくいきますよ。」と言うポジティブなことが起こるであろうパターンのフレーズを覚えましたが、今回はその逆で
「~しなさい、さもなければ、~がうまくいきませんよ。」と言うネガティブなことが起こるであろうパターンです。
これは、「命令文+or」で実現できます。
両者を比較してみましょう。
[命令文+and]
Study hard, and you will pass the high school entrance exam.
(一生懸命勉強しなさい、そうすれば高校の入試に合格しますよ。)
[命令文+or]
Study hard, or you will miss the high school entrance exam.
(一生懸命勉強しなさい、さもなければ 高校の入試に落ちますよ。)
※ miss ⇒ won’t pass にして、合格しませんよでもOK!!
このように対照的な日本語訳となります。
ですので、この2つはセットで覚えるのが正解です。
じゃあ、なぜ記事を分けて書いたの?って話ですが、
それは長くなっちゃいそうだったからです。
とにかく下の表のように覚えてください。
訳し方 | 命令された後の展開 | |
命令+and | そうすれば | うまくいく。[ポジティブ] |
命令+or | そうしないと | うまくいかない。[ネガティブ] |
これでOKです。
Hurry up, or you will miss the train. (急ぎなさい、さもなければ 電車に乗り遅れますよ。)
Freeze, or I’ll shoot you! (動くな、さもなくば 撃つぞ!)
「動くな」は「Don’t move」の方が多く使われると思うのですが、
アメリカで日本人の学生がハロウィンパーティーで、たずねる家を間違えただけで射殺されるという事件が過去にあったことを思い出したのでこの単語にしてみました。
この日本人学生は
「Freeze(凍れ=じっとしていろ)」と言う言葉を知らなかったのか、
または “Please”と聞き間違えて近寄っていってしまったのだといわれていました。
どちらにしても、銃社会のアメリカでは単語1つで命取りになるので気をつけたいですね。
ちなみに警官は“Don’t move”と言ってくれる人が多いそうですが、洋画の中では警官も“Freeze”と言っていました。
そのニュースを見た当時「羊達の沈黙」で警官が“Freeze”と言っていたのを知っていたので、よく覚えています。