今回は、「~にもかかわらず」という意味の前置詞「despite」を覚えます。
この前置詞が使えるようになると、英語でこんな表現が可能です。
Despite bad times, the government decided to raise a consumption tax. 不景気にもかかわらず、政府は消費税を上げることにしました。
ちょっと長くなってしまいましたが、「~にもかかわらず」を前置詞だけで表現できるのでかなり使えます。
Despite contrary volition 反対の意見にもかかわらず
Despite the rain 雨にもかかわらず
Despite the clouds 曇りにもかかわらず
Despite the bad weather 悪天候にもかかわらず
ちなみに「in spite of」がまったく同じ使い方が出来るので、言い換えることが出来ます。
ただし、少しカジュアルな表現になります。
in spite of the rain 雨にもかかわらず
in spite of the clouds 曇りにもかかわらず
in spite of the bad weather 悪天候にもかかわらず
でもいいってことです!!
「despite」の意味は「~にもかかわらず」なので、2つの対照的な要素を表現することができる前置詞だと考えてください。
例えば
“ bad weather”(悪天候) と “the picnic”(ピクニック)などです。
悪天候だからピクニックに行こう!
とはなりませんよね。
なので、対照的な言葉ってことです。
例えば
We enjoyed Tokyo Disneyland despite the crowds. 混んでたけどディズニーランドを楽しみました。
“crowds”(人混み) ⇔ “enjoyment”(楽しみ)
このように表現します。
前置詞は後ろに、名詞、名詞句、名詞相当語、名詞相当句が来るので、このように使います。
接続詞ではないので、直後に「節」を持ってくることは出来ません。
I love him despite his faults. 彼には欠点があるけど、彼を愛しています。
Despite his faults, I love him.
前置詞の位置は文頭でも文中でもOKです。
コンマの使い方については、様々なことが言われているので、私は英文を分かりやすくすために、短めの句でもつけるようにしています。
学校のテストでは×かもしれませんね。
4語以上とか、かなり細かいルールがあった気がしますが、会話なら関係ありませんし、問題無しです。