今回は、前置詞“ from ”を勉強します。
“ from ”も、基本的なイメージを覚えてから勉強していきましょう。
“ from ”の基本イメージは、起点です。
場所の起点(出発点)、時の起点、原因、原料、出身・・・・・起点といっても様々なことに使われます。
中学校では「~から」と言う意味で教わった人も多いでしょう。
その中でも、よく使われるのは、場所と時の起点です。
まずはここから覚えていくのがいいでしょう。
場所、時間
場所の起点
The station is 100 meters from here. (ここから駅までは100メートルの場所にあります。)
The station is a 10-minute walk from here. (ここから駅までは歩いて10分の場所にあります。)
I go to Osaka from Tokyo. (私は東京から大阪まで行きます。)
時間の起点
I’ll study English from now on.(私は今から英語の勉強をします。)
I’ll watch a soccer game from 7:30 p.m.(サッカーの試合を午後7時30分から見ます。)
I work here from 11 a.m. to 8 p.m. everyday.(私は毎日ここで午前11時から午後8時まで働いています)
We open from 11 a.m. to 8 p.m. on weekday. (営業時間は、平日の午前11時から午後8時です。)
場所、時間の起点として使う場合は、どちらも、「~から」と言う和訳がぴったりですし、既に使えてる人が多いと思います。
ですので、かなりイメージしやすいと思います。
出身、原産、発祥
出身
I am from Tokyo. (東京出身です。)
Where are you from ? (出身地はどこですか?)
原産
These vegetables are from Nagano. (これらの野菜は長野県産です。)
Is this beef from abroad? (この牛肉は外国産ですか?)
発祥
Baseball came from United States. (野球はアメリカ発祥です。)
Football came from England. (サッカー発祥の地はイングランドです。)
出身で、“ from ”を使うというのも、なんとなく理解できている人が多いと思います。
どこから来た(come from) ⇒ どこ生まれ?
という感じの連想が出来れば覚えられると思います。
この場合の和訳も「~から」になりますので、イメージしやすいと思います。
また、原産、発祥も、人が物に変わっただけなので、イメージできますね?
言い方が違うだけです。
原料、材料
Soy sauce is made from soy beans. (醤油は大豆からできています。)
Those bags were made from PET bottles. (これらのバッグはペットボトルから作られました。)
原材料を表す場合も“ from ”が使われます。
この場合も、「~から(作られた)」と考えれば、問題ないでしょう。
be made from ~ 「~から作られている」・・・熟語としてセットで覚えたと思います。
ちなみに
be made of~も、ほぼ同じ意味で使われますが、両者の違いは、「一目見てもとの素材がわかるかどうか」です。
ですので
Chopsticks is made of wood. (箸は木で出来ています。)
のように、見た目で原材料が分かるものは“ of ”を使います。
でも、どっちか忘れちゃった場合は、“ from ”使っとけば問題なしです。
人
I’ve got a call from hiro. (私はヒロから電話をもらった。)
I’ve got(received) a present from Kimi. (私はキミからプレゼントをもらった。)
人が起点の場合も“ from ”を使います。
原因
I have a stomachache from overeat. (食べすぎでおなかが痛い。)
He is tired from overwork. (彼は働きすぎで疲れている。)
原因の場合は、「~から」と言う日本語訳が当てはまりませんので、イメージしにくいと思いますが、ぎりぎりなんとかイメージしてください。。
食べ過ぎ(から) ⇒ おなかが痛くなった
働きすぎ(から) ⇒ 疲れた
こう考えれば難しく無いでしょ!
この他にも“ from ”を起点として使う場面はありますが、今回はイメージしやすいと思える「原因」までにしておきます。
be different from ~で、「相違」や「区別」を表すとか言われても、イメージしにくいんで・・・・・
これ以外は、イメージよりも番外編として、フレーズで覚えるほうが覚えやすいと思います。
とりあえず今回記事にしたものだけ覚えれば十分でしょう。