今回は、前置詞“ in ”について勉強したいと思います。
“ in ”は、学校では「~の中に」と言う意味で教わることが多いと思いますが、意味ではなくイメージで覚えることをオススメしています。
ですので、
立体的に何かに囲まれている感じ
をイメージしてみてください。
建物の中・・・ショッピングセンター、ビルなど。
地域の中・・・市、国など。
期間の中・・・去年、来月など。
狭い乗り物の中・・・タクシー、自動車、小型船など。
では、
例文で見ていきましょう。
There is an eraser in the box. (箱の中に消しゴムがあります。)
基本イメージはこんな感じで、立体的に箱に囲まれているイメージです。
これは、場所を表す“ in ”になるのですが、箱より大きなものだと
I have two pens in my bag. (私のバッグにはペンが2本入っている。)
バッグに囲まれているイメージ。
I saw my friend in the shopping mall. (ショッピングモールで友人に会った。)
ショッピングモールと言う範囲の中で囲まれているイメージ。
など、何かに囲まれていれば、様々なところで使えます。
ということで、“ in ”が使える場面をみていきます。
時間を表す “ in ”
月、年、季節
I was born in 1970. (私は1970年に生まれました。)
I’m going to Tokyo in April. (私は4月に東京に行きます。)
I’m going to Hawaii in the winter. (私は冬にハワイに行きます。)
これらの例文は、前置詞“ on ”の使い方と同じなのですが、“ in ”囲まれている(範囲の中)のイメージなので、何かの範囲を表す場合に使います。
上の2例文は、ある一定の期間(範囲)にアクションがおきています。
1970年の間に生まれている、4月の間に東京に行く、冬の間にハワイに行く。
そんなイメージです。
これが“ on ”だと、特定の日を表すことになるので、January 7th や April 9th のように、特定の日を指定することになるので、
例えば、“ 日 ”や“ 曜日 ”などは“ on ”になります。
午前、午後、朝、夜
I watch the news on TV in the morning. (私は朝ニュースを見る(習慣がある)。)
I have an appointment with my English teacher in the afternoon. (午後に英語の先生との約束があります。)
これも、時の範囲を表していますのでイメージしやすいと思います。
“ 朝 ”とか“ 午後 ”など、ある程度の時間の幅をさしています。
過去・未来
I could swim faster in the past. (過去にはもっと早く泳げた。)
I want to be a rich in the future. (将来お金もちになりたい。)
過去、未来も時間の範囲として捕らえれば“ in ”が使えます。
具体的な期間
I can run 42.195 km in three hours. (私は42.195キロメートルを3時間で走れます。)
I have to finish this homework in five days. (この宿題を5日でやらなければならない。)
The train is leaving in ten seconds. (10秒後に電車が発射します。)
I’ll be back in five minutes. (5分後に戻ります。)
こんな感じで、具体的な期間を表すときにも“ in ”が使えます。
何かに囲まれているイメージかというと・・・ちょっと強引ですが、3時間とか5分という時間の範囲と覚えてください。
ただ、気をつけ無ければならないのが、未来を表す場合です。
範囲であれば・・・10秒以内に・・・5分以内に・・・でもいいはずなのに、
例文の日本語訳は、“ 10秒 ”と“ 5分 ”の範囲を“ 以内 ”と表さずに、“ 10秒後 ”と“ 5分後 ”になっています。
電車の発車時刻なら、「~の間に発車」なんて、ありえませんので、とくに気にする必要も無いわけですが、
例えば
I’ll be back in five minutes.
の場合は、どちらとも取れちゃいます。
5分後に戻ります。
5分以内に戻ります。
これ、私もいい加減に覚えていたので、なんとなく感覚で訳していたのですが、
未来のことを表す場合、“ in ”は、その期間の最後の時点を表す
ってことらしいです。
まあ、どっちでもあまり影響ないですけどね。
たぶん・・・
気にするのは日本人ぐらいだと思います。
ちなみに「5分以内に戻ります」と言いたい場合は、前置詞に“ within ”を使います。
I’ll be back within five minutes.
これを一緒に覚えておけば、確実でしょう!!
場所を表す“ in ”
~の中
There is an eraser in the box. (箱の中に消しゴムがあります。)
I have two pens in my bag. (私のバッグにはペンが2本入っている。)
前述した例文です。
これは問題ないですね。
地域、地名
I live in Tokyo. (私は東京に住んでいます。)
I was born in Japan. (私は日本生まれです。)
国、県、州、市、世界 など、一定の範囲の中では“ in ”が使えます。
空間、敷地、建物
I study English in my room. (私は部屋で英語を勉強します。)
My daughter are playing in the garden. (私の娘が庭で遊んでいます。)
The shop is in Marunouchi Building.(その店は丸ビルにあります。)
庭、部屋、ショッピングモールなどの範囲も“ in ”が使えます。
方角
The sun rises in the east. (太陽は東から昇る。)
He is walking in the direction of my house. (彼は私の家の方向に歩いています。)
方角を表す前置詞も“ in ”が使えます。
これは、囲まれているイメージがまったく出来ないと思うのですが、方角は“ in ”と覚えてください。
状態
I am in love with you. (私はあなたに恋をしています。)
I’m in trouble.(私はトラブっている。)
愛やトラブルに囲まれているイメージですが、私はイメージしにくかったです。
fall in love と言う言葉を知っていたので、そこからイメージしました。
乗り物の“ in ”
I get in a taxi. (私はタクシーに乗ります。)
I got in my car. (私は自動車に乗りました。)
乗り物に関しては、基本的に“ on ”を使うことが多いですが、自動車やタクシーの場合は“ in ”が使われます。
どうして、自動車だけ“ in ”なのか不思議ですが詳しいことはわかりません。
小さな船なども“ in ”を使うことから、小さな空間の中に乗り込む場合は“ in ”を使う感覚のようです。
get + in で乗り込む
と言うセットで覚えておけばOKです。
ちなみに自動車やタクシーを降りる場合は、
get + out
です。
セットで覚えてしまいましょう。
その他“ in ”
I work in the Sales Department. (私は営業部に勤務しています。)
This diary is written in English. (この日記は英語で書かれています。)
I am bored in physics. (私は物理学に退屈している。)
I’ll pay in cash. (現金で払います。)
その他は・・・このまま覚えてください。
そんなに多くないので、覚えられると思います。