“ with ”も基本のイメージから覚えていきましょう。
“ with ”は、日本語で「~と一緒に」と覚えたと思うのですが、基本イメージもほぼ同じですので、かなりイメージしやすいと思います。
基本イメージは、「つながり」、「伴う」です。
伴うは、「いっしょに」ってことです。
今回は、基本イメージどおりに表現できるパターンをみていきます。
~と一緒に
with me. (私と一緒に。)
Why don’t you go out with me? ([私と]一緒に 出かけない?)
I’m still living with my parents. (私はまだ、両親といっしょに 住んでいます。)
I’ m going to Bali with my family. (家族と バリに行きます。)
あまり、意識しないと思いますが、この場合人と人です。
~を持っている、~を身に着けている
基本イメージの「~と一緒に」が人と物になると、「~を持っている」、「~を身に着けている」になります。
例えば、よく出てくる例文だと
I have no money with me.(私は(今は)お金を持ちあわせて いない。)
以前、私はこの「with me」のニュアンスが分かりませんでした。
I・・・私は・・・me・・~を、~に???
私が2回出てくる・・・
これ
“ I have no money. ”だけだと、私は一切お金を持っていません(一文無し)という意味になるんですね。
それが、
“ with me ”をつけることにより、
(お金は持ってるけど)今は、お金を持っていない(身につけていない)
つまり、持ち合わせがない
と言う意味になります。
前置詞が分かると、英語力が上がるってよく聞きますが、コレが理解できただけでもかなりの進歩でしたよ。
ですので、あなたが、何か物を持っている状態を言い表すときには、
I always have an umbrella with me. (私はいつも傘を持ち歩いて いる。)
これ、私のことです。
モバイルフラット?
でしたっけ?
すごくコンパクトな傘をいつでも持ち歩いているのですが、
以前、池袋でゲリラ豪雨にあったときに、使ってみましたが、小さすぎてあまり役立ちませんでした。
ちょっと話がずれましたが、人と物の場合は、こんな感じで使います。
最後に、“ with me ”って覚えとけばいいでしょう。
これが、“ You(君) ”の場合も同じです。
You should take an umbrella with you. (傘もって 行ったほうがいいよ。)
“ with you ”になるだけです。
~で
これも、「~と一緒に」という基本イメージからの広がりですが、物と物の場合です。
人と人(が一緒)・・・~と一緒に
人と物(が一緒)・・・~を持ってる、~を身に着けている
でしたが、
物と物(が一緒)の場合にも使います。
例えば
The mountain was covered with snow. (山は雪で 覆われていた。)
The mountain tops are covered with snow. (山頂を雪が 覆っています。)
be covered with~(~で覆われている)って、受動態のときに出てきましたよね!!
これが、物と物のパターンですが、イメージは「伴って」、「いっしょに」なので、山頂や山が雪といっしょにいる感じです。
ここまでが、基本イメージどおりの“ with ”です。
最初のうちは、これだけを理解しておくだけでも十分かもしれません。
次回は、ちょっとイメージしにくい“ with ”の使い方を覚えます。