前回は、前置詞“ with ”の基本イメージ「つながり」「伴う(いっしょに)」を覚え、そのイメージどおりの使い方を覚えたので、
今回は基本イメージがら少し離れたイメージのものをいくつか覚えていきます。
手段(道具)「~を使って」
「一緒」から少しイメージが離れますが、何かの道具を使って何かアクションを起こす場合にも“ with ”が使われます。
Japanese children can take a picture with a Nintendo 3DS. (日本の子どもたちは、ニンテンドー3DSで 写真を撮ることができます。)
I cut the vegetables with a knife. (包丁で 野菜を切ります。)
Would you take a picture with this cell phone? (この携帯電話で 写真を撮ってもらえませんか?)
何か道具を使って、何かをする場合はこんな感じで使えます。
ニンテンドー3DSの例文は、日本以外でも販売されていると思うので、ちょっと苦しい例文になってしまいましたが、衝撃的な事実だったので強引に使ってみました。
最近の小学生って、ゲームで写真を撮って、画像の加工までしてるんですよ!!
しかも素早く・・・・・・すごい時代ですね。
材料、成分「~で作った」
材料や成分を表す場合にも“ with ”が使えます・・・
と、以前、どこかのサイトでこのような説明を読みました。
材料と言えば、“ from ”または、“ of ”でしょ!!
何かおかしくない?
と思って、“ with ”を辞書で引いてみると・・・
ジーニアスの7番目に「材料、成分」とちゃんと書いてありました・・・・
と言うか、私の知らない使い方がたくさん・・・・
ちなみにジーニアスには、
[A]・・・Make a cake with eggs. (卵を使ってケーキを作る。)
[B]・・・I filled a glass with water. (コップに水をいっぱい入れた。)
※ジーニアス英和辞典より引用
のように、書かれていました。
特に例文[A]は、基本イメージからかけ離れているのでイメージしにくいですね。
例文[B]は、なんとなく使えていましたが、あやふやでした。
これもジーニアスからの引用なのですが、
VA with B
brush, cover, fill, load, pack, paint, pollute, rub, scatter, sow, spreadなどの動詞とともに、
Aが場所 、Bが 「いっぱいに、一面に」などその場所全体に広がった「全体に影響を与えた」 と解釈される。
※ジーニアス英和辞典より引用
と説明されていました。
これ、読んでも私はよく分からなかったので(今も微妙)、基本イメージを強引に結びつけることにしました。
Make a cake with eggs. (卵を使ってケーキを作る。)
⇒ 卵と言う道具でケーキを作った。
I filled a glass with water. (コップに水をいっぱい入れた。)
⇒ コップが水を所有している。
こんな感じだと、成分が関係なくなっちゃいますが、イメージで覚えるならしかたないかな・・・
誰か良い覚え方があったら教えてください。
前置詞“ with ”は、他にも、
人に物を供給する、あげる
感情を表す
状態を表す
満足した
対抗する
などで使えますが、一気に詰め込むと混乱するので、まずはここまでを覚えれば十分でしょう。
あとは、レベルが上がるに連れ覚えていくことをオススメします。