今回は前置詞についていくつか確認しておきます。
前置詞って・・・“ in ”とか“ on ”とか“ at ”とか、英文に良く出てくるものは、それなりに分かると思います。
他にも、by, for, to, after, from, of, under, over, up, down, across, into…上げだしたらキリがありません。
ですが、この前置詞、日本人には使いこなせていないのが現状です。
残念ながら「苦手」と言ってしまっても良いレベルです。
その理由は、使う場面、使う人の感情など、様々な条件で使い方が変わるからでしょう。
つまり用法が多いんです。
それ以外にも、前置詞が必要なのか、必要ない のか、と言う区別もそうですし、
他の品詞とセットでその前置詞からは想像もできないような慣用表現 になったりと
使い分けが、まあ難しいです。
これが、とっさに判断出来るようになるにはかなりの経験と知識が必要だと思われます。
じゃあ、どうすればいいのか・・・・
2つに1つです。
現状維持で、このままなんとなく使うか、基本からしっかり勉強しなおして、スムーズに出てくるまで経験を積むかです。
英会話学習をテーマにしたサイトで、現状維持を進めるのもどうかと思うので、ぜひとも基本から勉強しなおす気になっていただきたいところなのですが、
実際問題として、英会話中に前置詞や冠詞を間違えて も、ネイティブには伝わります。
スマートじゃないだけです。
英文法もそうなのですが、前置詞を間違えたり、入れ忘れたりしても、理解してくれることが多いはずです。
バイリンガルとのやり取りで分かったことですので、間違いないでしょう。
保障はしませんが・・・・
慣用表現も完全に捨てれば、覚える必要が無いわけですし、そんな表現は知らなくても会話は可能です。
ですが、どうせ英語を話すならスマートに行きたいですよね!!
ということで、いつもどおり前置きが長くなりましたが、前置詞についての基本をいくつか確認しておきたいと思います。
前置詞は、名詞、名詞句などの名詞的な言葉の直前に置かれ、日本語で言うところの「て」、「に」、「を」、「は」の役目をすると言われているのですが、実際には日本語には前置詞に当たる言葉が無いそうです。
あえて言うなら、「て」、「に」、「を」、「は」の役目をすると言うことなのでしょう。
ちなみに、名詞の中には、名詞扱いの物も含まれますので、代名詞、動名詞も含まれていることだけ確認しておいてください。
ここでは、前置詞は名詞の直前に置かれるということを覚えればOKです。
あとは、各前置詞の基本的な役割を覚えれば、いいのですが、
前置詞句、句動詞など、「前置詞+別の品詞」のセットである特定の意味を成すようなものは、そのつど覚えていくということにします。
これら慣用句の表現は、覚えるしかないのですが、絶対的に決まっている使い方がある分、場面によって使い分けるようなことはしなくて済むので、覚えてさえしまえば使いやすいともいえます。
ですので、まずは
前置詞の基本の使い方をマスターすることからはじめます。
ただし、意味から覚えるのではなく、イメージで覚えていくのが良いでしょう。
例えば、“ on ”ですが、「~の上に」という意味が強いと思います。
確かにそれも間違いではありませんが、“ on ”は「接触をイメージする前置詞」なので、
天井にハエがとまっていても
“ on ” the ceiling
壁に何かがついていても
“ on ” the wall
机の上に消しゴムが置かれていても、
“ on ” the table
前置詞は、全て“ on ”です。
「上」でなくても“ on ”です。
ですので、消しゴムがテーブルの上でなく、テーブルの下にガムテープか何かで貼り付けられていても、
理屈上は、“ on ” the table
です。
前置詞は、用法が多いので、こういうイメージで覚えていくのがオススメです。