英語学習の方法でよく聴く言葉があります。
「英語を英語として感じなさい!!」
これは、私もそう思うので、考え方は許容範囲なのですが、その訓練の1つとして英語の文章を読んだときに、分からない英単語があっても飛ばして読んでしまうという方法があります。
いちいち分からない英単語を辞書で聞かずに、前後の言葉や全体のストーリーから推測してひとまずは「英語として感じることが大切だ!」という考え方なのですが、私の場合は絵本でない限りは辞書を引きます。
絵本なら「絵」が書いてあるので、分からない単語があっても映像として頭の中にインプットされます。
まあ何より、たいした文章でないので、問題ありません。
ですが、英語の教材や何かの説明などでは、その単語が分からなければずっとそのままだからです。
子供のように、「暇がたくさん有り余っている」のであれば、辞書を引かずに感じる勉強法もいいのですが、私たちには時間がありません。
私もかなりいい加減なところがあるので、ケースバイケースなのですが、分からない単語(知らない単語)は、辞書で調べて自分だけの単語ノートに書き込みます。
他人に見せられるようなノートではありませんが、調べた英単語の「意味」「発音記号」を書き込みます。
それだけだと、面白くないので、ついでに「関連ワード」、「その単語を使った例文」も書き込んで、しめくくりに、その英単語の覚え方を想像してその場面の絵を描きます。
絵を書くといっても、子供が絵日記を書くレベルの絵ですので誰でもかけます。
自分が後で見たときに、分かるように書くだけですから!!
関連ワードは、その英単語の、反対の意味をもつ言葉、同じ意味を持つ言葉などをセットで書いて、関連付けて一緒に覚えてしまいます。
その単語を使った例文に関しては、辞書を引いたときに必ずいっしょに載っている例文があるので、その例文をいっしょに書いて、その英単語がどのように使われたのかを確認します。
最後の英単語の覚え方を想像して絵を描くですが、絵を描くことに説明は要らないと思います。
英単語の覚え方は、私の場合他の方法に頼らず、その英単語の覚え方を自分で、想像(創造)して編み出します。
ごろで覚えるのもいいし、何かの場面を思い浮かべて覚えるでもいいので、必ず自分で考えます。
そうすることで、自分だけの英語辞典が出来上がります。
英語辞典は、和英、英和、英英辞典全てを組み合わせて調べます。
いろんな人が言っているように、出来れば紙の辞書で調べるのが一番ですが(関連ワードや例文がたくさん載っているから)、私は面倒なのでカシオの電子辞書です。
最近では、EX-wordを使っています。
初心者の方は、そんなに難しい英単語が出てこないと思うので、中学のときに使っていた辞書で十分でしょう。
新たに購入する必要はありません。
この自分だけの辞書を作ることで、後々分からない英単語が出てきたときに、そのノートを見れば過去に出てきた単語かどうかが一目瞭然ですし、繰り返し確認することでいつの間にかその英単語を覚えてしまいます。
そして
その英単語が何度目の登場かが分かるように、何か自分だけの印をつけておくことが大切です。
私の場合は「正」で何回出てきたかを書いている程度ですが、5回ぐらい登場すると、いつの間にか「要注意英単語」に指定されて、自然に覚えています。
私はこの何回も登場することがいいと思っています。
人間の記憶には、短期記憶と長期記憶があって
覚えたと思っている英単語でも、実は時間がたつと忘れてしまう短期記憶がほとんどです。
一夜漬けで覚えた、テスト用の英単語がそれに当たるでしょう。
その逆で、いつまでも覚えている英単語もあるはずです。
それは、何度も何度も出てくるのでいつの間にか自分の記憶一部になってしまったもので、それが長期記憶です。
詳しいことは分かりませんが、私の場合の長期記憶は、何度も何度も出てきて反復練習したものや、かなりのインパクトがあった出来事といっしょに覚えたもののような気がします。
中学時代に何度も何度も単語帳で覚えた英単語は今でもよく覚えていますし、その覚えた時の場面まで覚えているものもあります。
電車でこの単語を覚えているときに、具合が悪くなってしゃがみこんだなあ・・・とかですね。
あの時は本当にはきそうでした・・・
まあ、そんな感じで、自分で英語の辞書を作るつもりで、楽しんで作ってみてください。
ページが増えてくると、なんだか貯金がたまってきたかのようにうれしくなってきますよ!!