今回は「to 不定詞の形容詞的用法」を勉強します。
不定詞に形容詞の働きをしてもらうパターンです。
まずは形容詞のおさらいから・・
形容詞と言えば一般的には、物などの様子を表すものです。
青い
赤い
かわいい
やさしい
などですね。
形容詞の働きは、名詞を修飾する、つまり名詞の説明をする働きをします。
ではここで一般的な形容詞の働きをみてみます。
blue umbrella 青い傘
pretty girl かわいい女の子
これらを見ると、形容詞は名詞の前にあって、後ろの名詞を修飾しています。
通常はこの感じで、名詞の前に置かれることが多いのですが、「~thing」などは例外的に後ろから修飾します。
something cold 何か冷たいもの
この場合は、名詞の後ろに形容詞が置かれていますね。
不定詞はこの例外と同じで、名詞の後ろに置かれます。
主語+動詞+名詞(代名詞)+to+動詞の原型+場所や時間などのオマケ文
で意味が問題なのですが、名詞的に使う場合は「~すること」でしたが
形容詞的用法の場合は
「~するための」「~すべき」
となります。
例えば
I want(something to drink).
私は何か飲み物がほしい
良く見る例文ですね!
でも分かりやすいんでこれで行きましょう。
「something(何か)」を「to drink(飲むための)」が後ろから修飾していますね。
「something」と言う目的語と「to drink」と言う不定詞を1セットで考えると分かりやすいので、
かっこでくくってあります。
不定詞はあくまでも目的語の説明というオマケなんです。
つまり目的語の一部です。
ではもう1つ
something cold 何か冷たいもの
のように形容詞が既に付いている場合は
I want(something cold to drink).
同じように「something cold(冷たい何か)」を「to drink(飲むための)」と後ろから説明してあげればいいだけです。
なので語順として考えれば
主語+動詞+名詞(代名詞)+形容詞+to+動詞の原型
になります。
形容詞と不定詞は混在できる訳です。
形容詞が名詞の前に置かれている通常のパターンも同じで、後ろに不定詞を置くだけです。
語順は
主語+動詞+形容詞+名詞(代名詞)+to+動詞の原型
ですね。
実践で使う場合は最後にオマケ文が付くことが多いので
I want(something cold to drink)in the car.
私は自動車で飲む何か冷たい物が欲しい。
I have a lot of (things to do) today.
私は今日やることがたくさんある。
のように最後に場所や時間が付くことが多いということもいっしょに覚えてください。
ちなみに不定詞の形容詞的用法が後ろに置かれやすい名詞というものがいくつか存在します。
それが
work , homework , time , thing ,something , anytihng
です。
この5つの名詞がきたら、不定詞の形容詞的用法を思い浮かべられるようにしてください。