今回は「Bring up」について勉強します。
「Bring up」は「育てる、しつける」という意味で使われる他に、「提案する、提示する」という意味でも使われます。
upは前置詞ではなく、副詞で「他動詞(Bring)+副詞(up)」という形ですが、詳しく品詞を分類してしまうよりも、「ひとかたまり」の言葉として覚えてしまうことをオススメします。
私もそうするようにしています。
育てる、しつける
これに関しては、「grow up」に良く似ていますね。
どちらも同じような意味で使えますが、詳しく調べてみると
Bring up・・・(人を)育てる
grow up・・・(植物、人が)育つ
このぐらいの違いみたいです。
ついでに似たようなニュアンスで使えるのが「raise」です。
「raise」に関しては、「Bring up」よりもフォーマルなニュアンスで使われます。
他動詞+副詞とか、自動詞+副詞とか分類すると、使い分けが分かるらしいですが、ややこしいのでここでは深く追求しません。
最終的にはどちらも同じ意味で使えるそうです。
[1] Kimi was brought up in the countryside. キミは田舎で育てられた。
[2] Kimi grew up in the countryside. キミは田舎で育てられた。
[3] Kimi raised up in the countryside. キミは田舎で育てられた。
ポイントは[1]が「be動詞+過去分詞」の受動態になっていることです。
自分で育ったり、何かを育てたわけではなく、育ててもらったという受身の意味でこうなるみたいです。
[1]には「be動詞」が入っていますね。
提案する、提示する
「Bring up」は「提案する、提示する」という意味でも使われます。
いっしょに覚えてしまいましょう!!
I’ll bring up the subject at tomorrow’s meeting. 明日の会議でその話題を取り上げる予定です。
「Don’t」をつけると逆に「触れないで、取り上げないで」という意味でも使えます。
Don’t bring up the subject of money. お金の話題については触れないで。
Don’t bring up the subject of politics around Hiro. ヒロの前では政治の話題について触れないで。