今回は「入れて、出して」を「let in」 「let out」を使って表現してみます。
例文からみてみます。
「let in」の場合
Do you mind if I open the window to let in some fresh air? 窓を開けて、新鮮な空気を入れてもいい?
換気(空気の入れ替え)をしたいときに、周りの人を気遣う英語フレーズです。
何かを外から入れるというときに使いますので、人の場合も同じです。
When Hiro arrives, please let him in. ヒロが来たら、家の中に入れてね。
逆に「中に入れないで」という場合は否定文にすればOKです。
Be careful not to let in any mosquitoes. 蚊を家の中に入れないように気をつけて下さい。
「let out」の場合
Please let the cat out. 猫を外に出して下さい。
「出さないで」というなら否定文にすればOKです。
Please don’t let the dog out. 犬を外に出さないようにして下さい。
ですので、「let it out」だと、「それを外に出せ」という意味になる訳ですが、話の流れによっては「思っていることを言って(吐き出して)」という意味でも使われます。
please let it all out. すべて言ってください。
ちなみに有名な慣用句で
Let the cat out of the bag. ついうっかり秘密をもらす。
というのもあります。
「バッグからネコを出して!!」でどうして「秘密を漏らす」なのかは、検索してみたところ
むかーし昔、どのぐらい昔かは知りませんが、悪い人が誰かに「猫の入った袋を生まれたばかりの豚の子と偽って売りつけた」らしいのですが、袋の中を確認していれば「こぶたが実はネコだった」という秘密が分かったというところから、「袋から猫をだした。」という言い方で「ついうっかり秘密をもらした。」という意味になるんだそうです。
普通は何か買うときには中身を確認すると思いますが・・・
そして、余裕がある人はもう1つの意味も覚えてみてください。
「let out」には「終わる」という意味もあるそうです。
私はうまく使えませんが
What time does school let out? 何時に学校が終わる?
みたいな感じで、映画や劇でも使えるそうです。
What time does the movie let out? 映画は何時に終わる?
こんな感じでしょうね。
ちなみに、この表現は仕事の場合は使えないそうですので、そこだけ覚えておいてください。
※注意)What time does work let out? は使えないということですね。