今回は「少しだけ~」というときに使うフレーズ「a little」を覚えます。
この「a little」いう形容詞を入れることで、誰かに何か頼みごとをする時などニュアンスがやわらかくなるので、非常に重要な表現です。
中学生のときに習いましたし、知っている人も多いかと思いますが、似たような表現で「a few」というのもあります。
どちらも同じような表現ですが
「a little」は不可算名詞に、「a few」は加算名詞に使われます。
不可算名詞と加算名詞は分かりますよね?
How many … ? How much … ? のときに学校でならったはずです。
まあ、簡単に言うと数えられるもの(加算名詞)と数えられないもの(不可算名詞)ですね。
詳細な区別がありますので、詳しく知りたい人は検索してみてください。
それと、これが結構大切なのですが
「a」をとって「little」、「few」にしてしまうと、否定的なフレーズになってしまい、間逆のニュアンスになってしまうので気をつけてください。
つまり、「a little」、「a few」は、「少しだけ~出来る」のような肯定的なフレーズに使われます。
例えば
I have a little money with me. 私は少しだけお金の持ち合わせがある。 [肯定]
I have little money with me. 私はほとんどお金の持ち合わせがない。 [否定]
このぐらいちがいます。
では、なんとなく分かったところで例文をみてみます。
今回はお願いするときのニュアンスをやわらかくするための学習なので
例えば海外旅行で使いがちなフレーズ
Could you speak more slowly, please? もっと、ゆっくりしゃべってくれますか?
のニュアンスをやわらげてみます
Could you speak a little bit more slowly? もう少しだけゆっくり話してもらえますか?
「a little」をつけるだけで、こんなに違います。
「bit」はつけてもつけなくても同じですが、私がネイティブと話すとつけてる人が多いので、勝手につけています。
もっと、丁寧にお願いするなら、さらに「please」をつけたり
Would you mind~?(~してくださいませんか?)で聞くとより丁寧になります。
Could you open the window? 窓を開けてもらえますか?
Could you open a little bit the window? 少しだけ窓を開けてもらえますか?
Could you turn the volume lower? 音量を下げてもらえますか?
Could you turn the volume a little bit lower? もう少しだけ音量を下げてもらえますか?
ちなみに
Do you speak English ? 英語できる?
ってきかれて
「少しだけ英語が話せます」って言うときは
I (can) speak English a little. 私は英語を少しだけなら話せるわ。
I (can) speak a little English. でも、問題ないです。
※「can」はなくてもいいです。ないほうがいいかも。